期間限定、浴衣販売シリーズ5つめは、下駄と巾着の選び方。

たいていのお客様は、好みの浴衣と帯を試着してもらって(試着できないお店もあります)
帯もあわせまくって「自分が好きなもの」「自分に似合うもの」を真剣に探しもとめます。
一目惚れをしてマネキンコーデを買って行かれる方も、お値段的にものすごく悩んで買っていかれました。
3900円とかの安いラインの浴衣もありましたが、リーズナブルな浴衣は、ほぼ中高生ターゲットの白にピンク、黒にピンクと、かわいらしいものが多かった。
そんなリーズナブルな中にまぎれて、シックなものも販売してあったりするので、それは早い者勝ち。浴衣を買いたい!と思ったら、基本的に早めに勝負をかけるのが吉。
浴衣という夏だけのシーズンものは、なかなか入荷をするということを想定していません。
どんどんバリエーションが減ってきます。「この前ここに置いてあったやつ……」と、問い合わせをいただいても、あなたがいいと思ったものは、他のだれかもいいと思う確率が高いんです。
ほんとに、早いもん勝ち。
大人の方は、やはりお高めの9000円〜15000円あたりのものを選ばれていました。
お高いものは、素材もいいしね!
安い買い物ではないので、値段の迷い・浴衣を選ぶエネルギー切れ・洋服と違う色彩感覚に惑わされるなどのメンタルアタックにより、消耗しきっている人がほとんど。
そこに加えて、着付け用品の有無の確認の発生。
着付け用品に必要なものは、こちらを参考にしていただければ!
ヘロヘロになりながら、巾着&下駄のコーディネートをどうすればいいのか聞かれることが多かったけど、わたし自身よくわからなかった。
分からなかったので、まわりのわかる人に聞きまくってみました。
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浴衣に厳密なルールはありませんので、好みのものを選んでOK


黒や、濃紺の浴衣を選んだ方にはこう、お伝えしていましたが正解は実際ありません・・・
基本的なところに立ち戻ります。
浴衣って、もともと部屋着的あつかい。
呉服屋がバックにある着付け教室では「あれはジャージだから」と吐き捨てられるような位置付けです。
はい、呉服屋ルールは全力で破るために存在していますので、気にしない気にしない!!
まあ、部屋着だったものが「かわいいし、楽だし、夏は暑いし」といった理由で夏祭りで着るものとしての文化が残りました。
では、お聞きします。
という訳でして「正解がないのが正解」という少々、もやっとする答え。
ま、それを言われても困りますので、よさげな選び方を一応、載せておきますね。
下駄と巾着の木の色味をあわせるとまとまりが出る
こういう感じですね。
下駄の台の色と、巾着の台の色が一緒だと、ワチャワチャみえることはありませんので、いいコーディネートだと思います。
下駄に関していえば、色とかの前に足にあうか、あわないかそれが重大なことなので、デザインとかどうでもいいから履きまくってもらっていました。

もし、買った下駄がいたければこちらを参考にしていただければ!
巾着の中の色に関しては、下駄の鼻緒の色とあわせるとさらに、まとまりがでますので、無難かな。
ただ、暗い浴衣を選んだ方はなるべく明るい色を勧めていました。
暗い浴衣に黒い巾着をあわせるのが、どうにもお通夜感がでてしまう気がして、あと「無難になんにでもあう」気がして巾着を求めている方に、問答無用で白木のところに案内していました。
といいつつ、ひとめぼれした巾着は黒だったんですが。
下駄まで用意するのがめんどうだったので、巾着だけにてコーディネート例をご覧ください。

帯と、巾着の色があっているので、まとまりはありますが、やはり、黒に黒い巾着をぶつけるよりは、白木の明るいもので印象を明るくしたいですね。
もしくは、巾着の中の布地を薄いピンクとか、黄色とか。明るい色だったら、また印象がかわってくると思います。


中の巾着が気に入っていました。色もこの紫か青で散々悩んで「白木のものを買う」と、決めていたのですが……
巾着の作りがしっかりしているのがこれだったので、周りのスタッフに相談して「これが似合うよ」とプッシュしてもらいようやく買えました。
「白木の方が使い勝手がいい」という思い込みがどうにもあって、それを払拭できたいいキッカケです。

紺地といっても、明るめの紺から暗いトーンの紺。暗めでも豪華絢爛な花鳥風月が描かれてあるようなデザインだったり、ケースバイケース。
正直、どっちでもいいんじゃないかな。
全身鏡で見たときに、浴衣に巾着が埋もれて同化しているようでなければいいのです。
時間帯によって巾着の色を変える方法もある
もともと、着付け教室に通っているスタッフに聞いたところ、意外な答えが返ってきました。
昼間でかけるのなら、白木の巾着。
夜間なら黒木の巾着がいい。
とのことで、夜の花火なのか昼間に出かけるのかを聞いてお客さんにアドバイスをしていたそう。
確かに、巾着ではないけれど。私も着付け教室で浴衣の色地のことは言われました。
昼間には濃い色の浴衣。(浴衣の透け防止の意味合いもあるそうです)
夜間には白い色の浴衣。(暗い夜で映える色)
そもそも巾着じゃなくてもいい
なぜ、浴衣に巾着がいいかというと「涼しそう」だから。
浴衣に革バッグとか持ってみてください。あつっくるしい!!
昔からあるような、巾着でなくても洋服時にも使えるもので十分です。涼しそうにみえるカゴバッグでいいのですよ。
手提げのカゴバッグを探してみたのですが、これかわいいですね♡
ショルダーは、襟の着崩れをおこしやすいので初心者さんにはオススメはしにくいのですが、ささっと着崩れを直せる人なら、こういうショルダータイプも便利でいいですね。
まとめ
いかがでしょうか。
このまとめられるようで、まとめられないこの感じ。
誰に聞いても「私ならこうしてるけど〜〜でも、ルールは特にないからお客さんが好きなものでいい」という返答でした。
という訳なので、自分を信じて好きなもの選ぼう!!