浴衣販売をして学んだ納得のいく浴衣選びのコツ
浴衣の購入は、本当に頭も使うし、出費もそこそこあるし、エネルギーの消費が激しいです。選ぶのに疲れ切ってしまいます。
ですが、押さえるポイントしっかりしていれば、まだ多少は楽に選べますので、浴衣販売をしていた時に学んだコツを書いていきますね。
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浴衣を買おうと思っているのなら、早めがベスト
6月後半から7月半ばまでくらいに買うのがいいですよ。
浴衣は、その夏勝負をかけてきますが、洋服と違って次の入荷とかは、ほぼ期待できないと思っていい。
浴衣の販売がはじまってすぐの利点は、安いラインの中に掘り出し物が眠っている確率が高い。というのも、デザインが若い子向けの中に、上品なものもまれに混ざってます。
なんでもそうですが、いいモノから売れていきます。
売れたら、そこの店が売り出したいと考えているブランドでない限りは入荷は、ほぼないです。
商品が少なくなったら倉庫においてあった浴衣を引っ張り出してきたりもするけど、出してもやっぱりいいモノから売れるので、綺麗な浴衣は早い者勝ち。
ちなみに、もともと数の取り扱いの少ない男性の浴衣こそ、それは顕著でして。変なのしか最後のほうは本当にない!
浴衣の価格について
浴衣は、そこそこのお値段のもの。
高すぎなく、安すぎなくというのは売れ筋になりやすい傾向があった。
もちろんデザインの良いものから売れます。なんども言うけど、もう二度と入荷しないと見ていい。
3000円の価格帯の浴衣は、ティーン向けがほとんど。ピンク地、もしくは黒地にピンクの薔薇みたいなのばっかり。
10000円くらいの価格帯は、大人向け。
安いのと、高いのの差は布の差。あと、デザイン料かな。たぶん。
単純に安いのは、汗が逃げる場所がなくてこもりやすそうな感じの多い。
といっても、高いのが涼しいかと言われれば、日本って暑いですよねーというのが結論ですが、安いものよりは考えて作られています。
あと、着心地が違う。
私が浴衣販売として着用していたのは、そのお店が売り出したい自社ブランドのものでした。
そのブランドのものが、本当にちゃんとしたお高いものでした。
それしか着ていないので実感があまりわかりませんでしたが、自社の浴衣のを着ると他の浴衣を着られなくなるという人もいまして、ええモノ着させてもろて、本当にありがたかったです。
お高いやつ、着やすいです。
あと、こだわりのある人や、本当に完全にデザイン重視の人も自然と高いコーナー見てた。
浴衣と帯の選び方
何を選んだらいいかわからなくなります。洋服と違うから感覚が掴みにくい。
まずは、白と紺系の浴衣を試着してみてください。
そこで、なんとなく浴衣が似合う似合わないとはなんぞやが、なんとなく分かりますし、浴衣の基本的な色がその2つです。
↓この感じがとても定番で、日本人にとてもにあって、綺麗にみせてくれます。
ベースとなる色をはじめに決めて、その中から選ぶのが楽です。
もちろんポップなものもあります。薄緑、薄黄色あたりも上品で綺麗です。
ありきたりな花の柄に飽きたら、平面的にみえる幾何学模様を着てみてください。着ると思いの外、モダンでお洒落な印象に驚きます
着物でもよく言われることですが、帯の合わせ方で、ぐっと印象が変わります。
ですが、浴衣を何枚も持っている人は少なかったので、使い回しのきく無難な帯を1枚もって、浴衣を複数の方が楽しめるんじゃないかな。
帯は、無難なのは断然「赤」「黄」です。この2つの色は、ほぼどの浴衣にもあいます。
あうし、とても華のある色なんです。
和服に慣れていない人は、パッと目立つものを着ると満足感を得やすいので、赤と黄色オススメ。
着慣れている人は、マニアックな帯の色もっていると楽しいよ。個人的には緑、紫あたりは2枚目にもっていると楽しい。
浴衣の素材について
浴衣の素材の中でも、かなり稀有なものですがポリエステルは避けましょう。ほんとに、めったに見ないけど。
和服初心者にポリは扱いずらいと思うんですよね。あと暑い。
わざわざ浴衣にするメリットが見つからない。着物でポリなら「洗える!」となるけど、浴衣は基本的なお家で洗えるやん。
今年の流行りとか気にしないでください
よく聞かれたのが「今年の流行りはどんなのですか?」
流行りの浴衣があったとして、それを今年買って、来年着られなくなるなんて洋服で起こりがちなことはありえません。
浴衣の流行りはあるっちゃあ、あるんだろうけど。
浴衣って常に古典柄を採用して、夏に着るものだから目に涼しくとなると定番カラーとしては白地、紺地。
流行りに目を向けてもねえ。
今年に買った浴衣は(よっぽどド派手なものでなければ)、来年、再来年、10年後とかにも、さらっと着られます。
そうなると、流行りよりは自分を美しくみせてくれる浴衣を選んだ方がいいよね。
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浴衣の小物選び方
巾着はもう、なんでもいいんじゃないかな。
だいたい巾着選ぶとき疲れ切っています。
浴衣にあうもの馴染む同系色でも、反対色でもあわないってのはなかなかないので、好きなんあったらそれでいいと思う。
最近は浴衣につける飾りも豊富です。
飾りの兵児帯とか、シャラシャラキラキラでリボン結びを帯の上にするのとかかわいい。
帯締めは帯の上にする飾りの紐。
帯留めは帯締めにとおす飾り。
クラゲの帯留めですが、minne:ONLY ONE にて購入しました。
クラゲが好きな方で、お会いした時にクラゲの浴衣を着ていらっしゃいました。
ちなみに、月のモチーフと迷いましたが、クラゲ好きな人が作ったものならクオリティ高いのはこっちだろうとクラゲチョイスに決めました。
こういうのを、帯にいれるとコーデの幅が広がります。
浴衣のコーディネートを密かに楽しむ方法
私は浴衣の着こなしに物語性をもたせるのが好き。
例えばだけど「花鳥風月」テーマでそれぞれのテーマのものを入れ込むとか。
花の浴衣、帯に鳥、揺れる簪で風、月が描かれた帯留めとか。
花と鳥が描かれた浴衣をもっていて、帯は金魚で「鳥が魚狙っている」ていで、去年は浴衣着ていましたw
最後に浴衣は、自宅で洗えますからね。
気軽に楽しんでください。
もっと詳しく書いたのこちら→浴衣・着物の時の巾着と下駄の選び方。